ドライいちじくといえば、スーパーではトルコやイラン産をよく見かけます。
一方、近年は国産の無添加ドライいちじくも注目を集めています。
「どんな違いがあるの?」「安全性は?」と気になる方のために、
ここでは味・食感・栽培方法・加工・安全性までをミツリッチ®ドライいちじくを例に、わかりやすく比較します。
1. 栽培方法の違い
トルコ産いちじく

- 主にスミルナ系品種(受粉が必要)
- 受粉にイチジクコバチ(小さな蜂)が果実の中に入ることで受粉する
- 樹上乾燥:木になったまま乾かし自然落果→地面で集める
- 乾燥途中で雨や土埃に触れるため漂白剤(亜硫酸塩)や殺菌剤を使用することも多い
- 大量収穫・長距離輸送向けの管理方法
国産いちじく(例:ミツリッチ®)

- 日本では主に受粉が不要な単為結果性品種を栽培。
- 日本にはイチジクコバチは生息ていない
- 収穫は完熟してから手摘み
- 新鮮なうちに収穫→加工場へ運び乾燥
- 機械乾燥で水分を飛ばしつつ香りを閉じ込め
2. 味と食感の違い
特徴 | 国産ドライいちじく | トルコ産ドライいちじく |
---|---|---|
甘み | 口に入れるとすぐに感じる甘み | 糖度が高いが、やや単調。段々と甘みを感じる |
食感 | やわらかくしっとり、皮も薄い | 皮が硬く噛み応えがあり、種のプチプチ感が強い |
香り | いちじく特有のフレッシュな香り | 香りは控えめ |
見た目 | 自然な色合い(茶~赤褐色) | 白く、大きい |
3. 安全性と添加物
- 国産無添加ドライいちじくは砂糖・オイル・漂白剤不使用で、原材料はいちじくだけ
- トルコ産は無添加のものもあれば、国際輸送に耐えるため、漂白剤(亜硫酸塩)・保存料・糖液処理を施すものもある
- トルコやイラン産の樹上乾燥は自然由来の風味がある一方、虫や砂埃の混入リスクがあるため、追加の殺菌や漂白が行われるケースも
4. 選ぶポイント
- 原材料表示を確認
→ 無添加なら「いちじく」のみが理想 - やわらかさ重視なら国産完熟タイプ
- コスト重視なら輸入品も選択肢
- お子様やギフト向けは無添加・国産が安心
5. まとめ
国産とトルコ産はいずれも魅力がありますが、
- 安心・やわらかさ・香りを重視するなら国産無添加ドライいちじく
- 価格と入手しやすさを優先するならトルコ産
MITSURICCHI®ドライいちじくは、加工場から徒歩1分の自社農園で完熟収穫 → 製茶の技で自然の蜜を引き出す → 無添加で長期保存可能という点が特長です。